2024.11.05(火)開催
第41回 xR技術等を活用した消防活動訓練の充実
テーマ担当:東京消防庁
■テーマ概要
東京消防庁消防学校では、多数の消防学生が在籍しており、訓練施設や資器材をローテーションさせながら消防活動訓練を実施している状況である。教官・助教の指導体制や安全管理面等を考慮すると、一人あたりの訓練回数が限られてしまうことから、訓練の効果をいかにして向上させられるかが課題となっている。この現状を踏まえ、最新のxR(VR・AR・MR)技術等を活用し、実践的な消防活動訓練の効果を最大化させることができるシステム・サービスを募集。
■登壇社(登壇順)
- 株式会社マンカインドゲームズ
- Unreal Engineのリアルな表現で消⽕訓練を実施できるVRアプリを提案。リアルな表現でより現実に近い操作感で利⽤でき、ゲーム要素で習熟度向上を目指す。
- monoAI technology株式会社
- 臨場感ある消防訓練現場をVRに再現し、複数人同時アクセスと消防技術・判断力等を強化するシナリオにより、実践的な能力を向上を目指す。
- 株式会社cogration
- インプット時にウェブ版VRアプリとVR動画で現場の臨場感・緊張感をもって訓練できるVRアプリ、アウトプット時にMRアプリを用途に応じて融合することで、訓練効率を最大化。
- 株式会社Meta Osaka
- 消防学生が自ら学びたくなる!! 「知らない」を無くして、「疑似体験」で現場を経験を感じられる消防訓練を学べるコンテンツを提案。
- 株式会社日本XRセンター
- 「大手スーパーで使われている当社の“震災VR”をテンプレとして消防VRを開発し、全国に届ける」 消防学校の訓練において行われる、消火活動における行動をスコアで表すVR/MR訓練を開発・提供。
2024.10.22(火)開催
第40回 外国籍の児童・生徒の想いに寄り添った言語サポート
テーマ担当:渋谷区教育委員会
■テーマ概要
コロナ禍が明け、海外から渋谷区立学校に編入してくる外国籍児童・生徒が急増しており、昨今彼らの滞在期間が高校への進学も想定した長期的なものとなっていることから、授業や学習場面で使用される学習言語の習得等、学校生活に困らない程度にとどまらず、より高い日本語能力の習得が求められている。授業や学校生活、日常生活での支援を目的として、日本語学習・通訳サービス提供や地域住民を巻き込んだコミュニティ構築など、外国籍児童・生徒の日本での生活をより豊かにするための提案を募集。
■登壇社(登壇順)
- Meshclass株式会社
- 独学学習者向け日本語学習アプリ「Meshclass」をベースに学校向けのコンテンツを開発・提供することで、学習者のレベル・ニーズに合った多様な日本語学習支援コースを開発。
- 一般社団法人YOU MAKE IT
- 外国人がGiverとなる「ほうかごmeeting」 プログラムを通じ、外国籍の子ども・保護者の言語学習と自己肯定感向上、居場所の獲得を目指す。
- 株式会社明光キャリアパートナーズ
- 日本語eラーニングシステム「Japany」により、多様な学習者に対する日本語学習プログラム提供と、その進捗状況管理等を一貫して提供。
- SUN株式会社
- 日本語学習サービス「はなすプラス」により、日常会話から教科学習まで幅広い支援を提供。学習意欲を高め、多文化共生社会の実現を支援。
- RAKUVISA株式会社
- 外国籍児童の日本語会話力をAIで見える化し、日本語講師とのマンツーマン学習により、学校教師と共に連携支援する学習プラットフォーム「RAKUVISA」を提案。
2024.9.20(金)開催
第39回 デジタルコンテンツを用いた私道無電柱化の推進
テーマ担当:東京都都市整備局
■テーマ概要
東京都は、震災時の避難や消火救援活動に向け、木造住宅密集地域にある私道を無電柱化する取組を推進。これにあたっては、私道の地権者や沿道の方々等の関係者のご理解、ご協力を得る必要がある。現在は、無電柱化前後の変化などを、紙に印刷した図面等を用いて説明しているが、専門的な図面は、見慣れない方々にとっては、必ずしも分かりやすいものにはなっておらず、誰でも容易に理解できる説明を行うことが当事業における課題となっている。そこで、関係者の皆様のご理解を促進するためにより理解しやすい情報提供の手段を必要としており、これに役立つコンテンツ開発の提案を募集。
■登壇社(登壇順)
- 電駆ビジョン株式会社
- 自社のスマホ3Dスキャンアプリ「Points3D」を拡張し、現場を撮影してから数十秒~数分程度で無電柱化後の情景を自動生成するサービスを提案。LiDAR機能により取得した点群データと画像を組み合わせ、高い写実性を持ったイメージ生成が可能。
- 福井コンピュータ株式会社
- 建設・土木分野に特化した自社ソフトウェアパッケージの活用を提案。建設ICTのデータ(3D計画モデルや現況点群など)を基にした、3D施工シミュレーション、クラウド共有、更にAR・VR等の3Dツール活用により、スピーディーな課題確認・スムーズな合意形成支援を実現。
- ArchiTwin株式会社
- SAMURAI ARCHITECTS株式会社と共同で、デジタルツイン上での3Dイメージ生成機能と、画像・空間特化AIによる電柱・電線の自動認識・削除機能を持ち合わせたソリューションを提案。
- nat株式会社
- 自社が提供する高精度3Dスキャンアプリ「Scanat」を活用した、私道無電柱化シミュレーションツール構築を提案。線形や幅員等が異なる私道を3Dモデルで再現し、整備後イメージのプレゼンが可能。
- ONESTRUCTION株式会社
- 自社の3Dビジュアライゼーションツール「KANTAN Demo」を活用し、チャット入力を用いた対話型の操作による直観的な無電柱化シミュレーションサービスを提案。
2024.7.31(水)開催
第38回 生成AI等とヒヤリハットDBを活用した事故予測等システム・サービス
テーマ担当:東京消防庁
■テーマ概要
東京消防庁では、事故の未然防止を目的として、令和6年度から、消防活動中や防災訓練中などの消防業務全般に係るヒヤリハット情報について組織統一的に収集・活用する体制を構築している一方で、収集した膨大な情報を事故の未然防止対策に有効活用できていないという課題に直面している。そこで、生成AI等の先端技術を活用し、多角的かつ効率的な分析を行うとともに、事故の未然防止対策に活用することができるシステム・サービスを募集
■登壇社(登壇順)
- 株式会社homula
- 生成AIとヒヤリハットDBを融合したソリューションを提案。効率的な解析・分析で事故を予測し、未然に防止。使いやすい投稿・管理機能と実用的な資料作成機能を有する次世代型システムで、全職員の安全意識向上を推進。
- blueqat株式会社
- 生成AIアプリサービスであるLLM、画像生成、RAGサービス、また強みとして掲げるデータフュージョン技術およびWebアプリ開発を組み合わせた事故予測システムの構築を提案。
- Arithmer株式会社
- ヒヤリハット情報の有効活用のため、生成AIを利用した、PUSH型の安全サポートシステム『Safety AI』を提案。 庁内の安全レベル向上と、蓄積された各種情報の有効活用を実現。
- 株式会社言語理解研究所
- ヒヤリハット情報を組織の資産(ナレッジ)とすることを目的に、マルチモーダルによる容易な情報収集スマホアプリや高度かつ多角的なヒヤリハットDBの構築といった、生成AI技術を活用した事故発生予防・対策の統合ソリューションを提案。
- アルサーガパートナーズ株式会社
- 生成AIを活用したヒヤリハット情報入力の効率化、ヒヤリハット情報分析の高度化に関するソリューションを提案。スマホアプリに話すだけでヒヤリハット情報を登録できる、入力された情報に応じた過去の類似事例検索、危険予測やAIによる再現動画精製など、様々な機能を有したシステムによりヒヤリハット情報の活用促進を企図。