2024.9.20(金)開催

第39回 デジタルコンテンツを用いた私道無電柱化の推進

テーマ担当:東京都都市整備局

■テーマ概要

東京都は、震災時の避難や消火救援活動に向け、木造住宅密集地域にある私道を無電柱化する取組を推進。これにあたっては、私道の地権者や沿道の方々等の関係者のご理解、ご協力を得る必要がある。現在は、無電柱化前後の変化などを、紙に印刷した図面等を用いて説明しているが、専門的な図面は、見慣れない方々にとっては、必ずしも分かりやすいものにはなっておらず、誰でも容易に理解できる説明を行うことが当事業における課題となっている。そこで、関係者の皆様のご理解を促進するためにより理解しやすい情報提供の手段を必要としており、これに役立つコンテンツ開発の提案を募集。

■登壇社(登壇順)

電駆ビジョン株式会社
自社のスマホ3Dスキャンアプリ「Points3D」を拡張し、現場を撮影してから数十秒~数分程度で無電柱化後の情景を自動生成するサービスを提案。LiDAR機能により取得した点群データと画像を組み合わせ、高い写実性を持ったイメージ生成が可能。
福井コンピュータ株式会社
建設・土木分野に特化した自社ソフトウェアパッケージの活用を提案。建設ICTのデータ(3D計画モデルや現況点群など)を基にした、3D施工シミュレーション、クラウド共有、更にAR・VR等の3Dツール活用により、スピーディーな課題確認・スムーズな合意形成支援を実現。
ArchiTwin株式会社
SAMURAI ARCHITECTS株式会社と共同で、デジタルツイン上での3Dイメージ生成機能と、画像・空間特化AIによる電柱・電線の自動認識・削除機能を持ち合わせたソリューションを提案。
nat株式会社
自社が提供する高精度3Dスキャンアプリ「Scanat」を活用した、私道無電柱化シミュレーションツール構築を提案。線形や幅員等が異なる私道を3Dモデルで再現し、整備後イメージのプレゼンが可能。
ONESTRUCTION株式会社
自社の3Dビジュアライゼーションツール「KANTAN Demo」を活用し、チャット入力を用いた対話型の操作による直観的な無電柱化シミュレーションサービスを提案。

2024.7.31(水)開催

第38回 生成AI等とヒヤリハットDBを活用した事故予測等システム・サービス

テーマ担当:東京消防庁

■テーマ概要

東京消防庁では、事故の未然防止を目的として、令和6年度から、消防活動中や防災訓練中などの消防業務全般に係るヒヤリハット情報について組織統一的に収集・活用する体制を構築している一方で、収集した膨大な情報を事故の未然防止対策に有効活用できていないという課題に直面している。そこで、生成AI等の先端技術を活用し、多角的かつ効率的な分析を行うとともに、事故の未然防止対策に活用することができるシステム・サービスを募集

■登壇社(登壇順)

株式会社homula
生成AIとヒヤリハットDBを融合したソリューションを提案。効率的な解析・分析で事故を予測し、未然に防止。使いやすい投稿・管理機能と実用的な資料作成機能を有する次世代型システムで、全職員の安全意識向上を推進。
blueqat株式会社
生成AIアプリサービスであるLLM、画像生成、RAGサービス、また強みとして掲げるデータフュージョン技術およびWebアプリ開発を組み合わせた事故予測システムの構築を提案。
Arithmer株式会社
ヒヤリハット情報の有効活用のため、生成AIを利用した、PUSH型の安全サポートシステム『Safety AI』を提案。 庁内の安全レベル向上と、蓄積された各種情報の有効活用を実現。
株式会社言語理解研究所
ヒヤリハット情報を組織の資産(ナレッジ)とすることを目的に、マルチモーダルによる容易な情報収集スマホアプリや高度かつ多角的なヒヤリハットDBの構築といった、生成AI技術を活用した事故発生予防・対策の統合ソリューションを提案。
アルサーガパートナーズ株式会社
生成AIを活用したヒヤリハット情報入力の効率化、ヒヤリハット情報分析の高度化に関するソリューションを提案。スマホアプリに話すだけでヒヤリハット情報を登録できる、入力された情報に応じた過去の類似事例検索、危険予測やAIによる再現動画精製など、様々な機能を有したシステムによりヒヤリハット情報の活用促進を企図。